こんにちは。かんたん後見を運営・監修している司法書士の宮内悠衣子です。
今日は朗報があります!
東京家裁と、成年後見に携わる司法書士が登録している団体リーガルサポート東京との協議事項によると、本年4月から成年後見等開始申立書をはじめとする後見申立関係書類の書式が全国統一書式に変更とのことです。
今回の後見申立書類が全国統一書式になるということはとても画期的なことです。
今までは全国の家庭裁判所毎に書類が異なっており、後見開始申立てを行いたい場合は申立てを行いたい家裁のWEBサイトを探し、どの書類が必要なのかサイトを読み込む必要がありました。
家庭裁判所は支部だけでも50もの数があるので家庭裁判所のWEBサイトを探すだけでも大変な手間です。
東京家裁や全国的にはは2020年4月からの運用ですが、大阪家裁など既に新しい統一書式を使い始めている家裁もあるようです。
なお東京家裁によると、4月以降に申立てをする場合は、新書式を使用してほしいが、旧書式で申立てがされても、基本的には新書式で再提出してもらうことはない、とのことです。
画期的な統一書式の話ですが、未成年後見や任意後見の申立書、成年後見等の初回報告や定期報告の書式については変更がないとのことです。
ここは残念なところです。成年後見等の初回報告や定期報告も全国統一書式にしてくれるとかなり嬉しいのですが・・・
初回報告や定期報告はどこの家裁でも同じことを報告するのに少しずつ書式が違っていてとても厄介です。
どうして同じようなことを書くのに書類が家裁毎に違うのか、絶対全国統一にした方が家裁とてしてもやりやすいと思うのですが。
ともあれ後見申立の新書式は、東京家裁「後見サイト」に4月1日に掲載(予定)とのことなので、実際どのような書類になっているのか注目です。
当サイトでも速やかに書類を更新する予定です。