埼玉県、群馬県の一部で成年後見制度の電話相談が開始!


2018年6月1日より、埼玉県本庄市および群馬県富岡甘楽圏域(富岡市、下仁田町、南牧村、甘楽町)にて、成年後見制度に特化した電話相談「後見ほっとライン」の運用が開始されたようです。

成年後見に関する相談はどこにするべきか?

そもそも、成年後見制度の利用を考えた場合、まずはどこに相談をしにいけばよいのでしょうか?

成年後見制度に関する相談は、各自治体の福祉課や、自治体が設置している地域包括センターや成年後見センターなどで受け付けていますので、それぞれの窓口を訪れれば無料で相談をすることが可能です。

また、弁護士、司法書士、行政書士などの事務所は、成年後見制度に強いところも存在しますので、そのような事務所に相談することも可能です。

しかし、やはり上記のような士業に相談すると、自らの利益を優先した方向に話を勧められてしまう可能性もあります。
当然、そのような人は全体のごく一部でしか無いのですが、全く存在しないということはありません。

その点、自治体の福祉課や自治体が設定している地域包括センターや成年後見センターへの相談であれば、中立的な立場で相談に応じてくれますので、相談者にとっては最適な解決策が得られる可能性が高いでしょう。

費用も無料ですので、成年後見制度に関して相談を考えている場合には、まずはお近くの自治体の窓口へ相談することを強くおすすめします。

電話相談のメリット

前述の通り、成年後見制度に関する悩みは、各自治体の福祉課や、自治体が設置している地域包括センターや成年後見センターなどへ相談することが可能なのですが、今回の「後見ほっとライン」のポイントとなっている“電話相談”のメリットは何なのでしょうか?

その答えは、成年後見に関する相談の心理的ハードルを下げることが可能な点にあるようです。

人口の少ない地域になると、どうしても役所などに知り合いがいる状況が多くなってしまうため、認知症に関する相談をすることが、非常にハードルの高い行為になっているようです。
実際に、本庄市でも対面式の相談窓口を設置していたものの、その相談件数はわずかであったようです。

ただ、制度自体が分かりにくく、個人情報も絡むことから、市がこれまで実施してきた窓口での対面式の相談件数は年10件程度にとどまっていた。

電話相談であれば、相談しているということは周りにはわかりませんので、相談する側の心理的なハードルが低くなるということが、大きなメリットになると考えられているようです。

今後期待したいこと

今回は試験的な導入となっており、今回の相談実績などを踏まえて来年度以降の本格実施を検討するようです。
利用者の観点からすれば、ぜひ運用を継続して欲しいですね。

なお、実績の評価と来年度以降の本格実施の判断にあたっては、以下の点をぜひ検討していただきたいです。

1. サービス利用日時の変更

「後見ほっとライン」の利用時間は、平日9時〜17時とのこと。

相談してくる人は、まだ仕事を持っている人も多いと考えられます。
(と記載していて気づきましたが、後見制度利用開始の申立人の年齢に関する情報は今まで見たことがないですね。成年後見制度の利用者のことをより理解するためにも、自治体には申立人に関する情報の収集を進めて欲しいです。)

自治体が絡んでいるサービスだから仕方ない部分もあるかもしれませんが、休日や平日夜にサービスを運用することもぜひ検討していただきたいと思います。

2. web問い合わせの併用

webの問い合わせは、匿名性もさることながら、いつでも好きなときに問い合わせができるという点で、利用者観点では非常にメリットが大きいです。

しかし、問い合わせのハードルが下がる=問い合わせの質も下がってしまうため、運営する側の負荷が高まり、その結果として当然のように運営コストが高まることになります。しかし、今後の成年後見制度の広がりを考えるとぜひ検討していただきたいです。

なお、電話相談の場合、地域に依存する必要がないため、運用地域を拡大すればコストを集約することが可能となるはず。
コストを抑えることは、サービスの継続運用にとって必要な条件だと思いますので、運用地域の拡大も含めて、来年度以降の本格実施を検討していただきたいと思います!

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